【地球暦】が生まれて 10年目だそうですね。
私もこの度、
<3枚目の地球暦>を購入しました♪
今や、日本各地の 小・中学校の授業で使われたり、
自然な農法を大切に実践していらっしゃる農家さんや
妊娠出産を意識している女性たち
旬の食材を活かしたおいしい料理を提供する有名レストラン
などなど、
地球暦をベースにした
独自の《創作歴》を生み出す人たちが
日々を より感性豊かに暮らすツールとして
この暦を活用しはじめているようです♪
私の暮らす 鎌倉のコミュニティの中でも
季節の節目となると、
「もう立春だね♪」
「夏至には間に合わせたいよね!」
「土用だからね。。。」
などなど
暦を肌身で感じるコトバを
口々にささやきつつ、
さまざま行事を
この【地球暦】に則ってとりおこなっていますが、
先日、3月4日(《啓蟄》の前日)
鎌倉で行われたお話会
太陽系 時空間地図 地球暦
〜時間と空間が出会う場所〜
には、
『はじめまして 地球暦!』
の方々も多数参加され、
会場は満員御礼☆
暦の歴史のウラ話から
地球のリズムに乗って生きるということ、
地球暦の活用方法などを
たっぷりと教えて頂いた3時間でした。
この新しくて 素晴らしい暦
地球暦に出逢い、
【人生】という クリエイティブな時空間に
宇宙のリズムを取り戻してゆく人たちが
たくさん増えますように!
以下に、お話会の一部を
略文ではありますが書き起してみました☆
☆地球暦のお求めはコチラ☆
http://heliostera2015.strikingly.com
☆地球暦FBページ☆
https://www.facebook.com/heliocompass/
・・・・・前半・・・・・・
◎日本暦学会のデータでは、
年間2億種類!!ものカレンダーが刷られているが、、、
そのわりに、それがどこから来てどういう仕組みになっているのかを
私たちはほとんど知らずに使っている。
◎
歴=過去方向に関する記録
暦=現在から未来に関する記録
これら2つの漢字には
「麻」という漢字が含まれているが、
上の『点』がついていない理由は、
「天の動きを地上で投影したカレンダーというものは、ある意味人間が
『つくらせて頂いている』という意味で天に敬意を払って点を抜いた」
といういきさつがある。
◎大きく分けて4種類ある世界の暦
太陽暦(1年が365日とする)・・グレゴリオ暦はこれ。
太陰暦(1ヶ月が29.5日とする)
太陽太陰暦(太陽と月の動きの組み合わせ)・・和暦はこれ。
特殊神聖暦・・マヤ暦など。
※地球暦は、太陽暦と太陰暦の両方の要素を用いているが、
春分というポイントを重要視しているので、
『恒星暦』という要素も入っている。
◎今のグレゴリオ暦になる前に、日本では
600年代から数えると9回の改暦をおこなっているが、
一番長かったのは宣明暦(823年間も使われていた!)で、
最終的に宣明暦は明らかなズレが生じてしまい、水戸光圀の時代に改暦となった。
(改暦をモチーフにした
映画『天地明察』もご参照ください。)
◎
カレンダーは、時代や社会システムの変化に応じて変えてゆく必要があるが、
明治6年のグレゴリオ暦への改暦は、経済的な<裏事情>もあり、あまりに急激な改暦となったため、
(明治5年11月9日(カレンダーの日)に急に発表され、たった一ヶ月後の12月3日を明治6年の元旦とするとされた)
これまで連綿と続いてきたさまざまな文化・風習も損なわれ、人々が混乱し一揆も多発したという。
この改暦により、
陰陽五行・六曜・七曜・八卦・九星・十干・十二支・二十四節季・二十八宿、6、7、8、9、10進法など、
さまざまな尺度や視点を活かした世界の捉え方が暦からバッサリと切り捨てられられたことで
太陽や月の動きとは完全に切り離され、
グローバル経済システムを維持するためだけの仕組みとして機能している暦になって144年が経つ。。。
◎時間というものをベースから考え直したほうがいいんじゃないかと思ってつくったのが地球暦。
・・・・・後半・・・・・・
<地球暦の見方・使い方>
◎はじまりは春分で、左回りでピンを打ってゆく。
上半分が上半期、下半分が下半期。
てっぺんが夏至で真下が冬至。
◎縦軸、横軸
(春分・秋分・冬至・夏至)がもっとも重要。
人生の大事なことを行なう日は、この4つのポイントを選ぶとよい。
自分がやっていることと、地球がやっていることを
結びつけることが出来るタイミングだから。
中でも春分が 一番の吉日。
※ 元旦のご来光をみんな有り難がるけれど、
元旦の太陽はなんら宇宙的根拠のある場所から出ているわけではありません。
是非、春分のご来光を拝みましょう♪
24節季・・太陽の動きをもとに1年を24等分している
朔弦望・・月の動きをもとにグルーヴをつかもう。
(新月・上弦・満月・下弦のタイミング覚えてチューニングしよう。)
新月・満月を意識する人は多くなったけれど、
チューニングを整えるにはエネルギーがニュートラルな 上弦・下弦がおススメ。
(サーフィンでもいきなりピークから乗れないのと同じ)
◎今年は閏月(5月の皐月のあとの閏皐月)が入る。
◎「何月何日」を意識するよりも
「いま地球はこの辺りで、お月様はこんな感じだな」ということを感じて生きてみよう。
◎地球暦に太陽が書かれていない理由
太陽はアイデンディティ象徴なのであえて地球暦ではダルマから目を抜いた状態にしてある。
それは自分自身が太陽の位置を意識することで「この物語の主人公は自分なんだ」ということを感じてほしいから。
◎一年の間に地球が太陽からもっとも遠ざかっている位置と、
もっとも近づいている位置が記してあることについて。
毎秒30kmで移動している地球号ですが、インコースとアウトコースで時間の速度が違うように見える。
(実は一日の幅は、365日それぞれすべて違う!)
つまり、一年の地球号の運行には太陽からの遠近の触れ幅があるので、独自のグルーヴが生まれる。
夏至付近は一日の流れが遅く感じ、冬至付近は早く感じる。
だから、ぶれていると感じることは自然なこと。
もっと詳しく見てみると、上半期は187日間ある。下半期は179日間ある。
つまり上半期はゆっくりだから187日かけて過ぎる。
下半期は早いから179日で過ぎてしまうということ。
◎斜め45度である立春・立夏・立秋・立冬も、季節の変わり目を意識する活かしどころがある。
商売をしている人たちは、たとえば「春最後のランチメニュー」と「夏最初のディナー」など考えてみても、
生み出すものへの愛おしさも増す。
◎各季節に向けて準備していく助走の期間が土用。(各18〜19日間ある。)
春の土用に入るということは、立夏まであと18度を切ったよということ。
みんなで「土用入りしたわね」と言い合おう。
土用は、季節の大きな曲がり角を目前に場面展開をし始めたという共通認識を持つタイミング。
◎内惑星には、ぶれが大きな惑星と、ほとんどぶれないものがある。
水星は軌道は大きくぶれながら3ヶ月で一巡り。1年で4周してくる。
金星はぶれが少ない。
火星もすごくぶれている。
◎外惑星である木星は12年で一巡りする惑星。
この周期は干支と関連しているが、干支というコンセプト自体が、
この社会全体を太陽系で一番大きな惑星である木星と同調させるための1つの願掛けとしておこなわれてきたということ。
木星の周期は、西洋では12星座の原型ともなった。
◎土星は約30年で一巡りする。2周すると60年。
その間に木星は6周することになる。
時計は木星と土星の動きに由来しているともいわれる。
木星の12年というサイクルは、人生の節目を刻んでいる。
土星の30年は、人生の土台を構築する期間。
土星が30年という周期をへて帰ってくるサターンリターンの頃は迷いが生じやすい時期。
その頃に踏み出す一歩が30年先に影響を与えるものとなるから当然とも言える。
視点を変えれば、そのタイミングは未来を大きく変えられるチャンスであるということ。
◎惑星の結びと開き(開合)とは?
特別な意味はない。
意味はないけど「意図」することが出来る。
偶然を装った必然としてくり返される、この惑星の開合を意識することで
宇宙のリズムに乗ることが出来る。
(各自の経験をへて、この宇宙のリズムに乗ってくる感覚がわかってくる。)
「時間とは一度しか咲かない美しい花」
by ミヒャエルエンデのモモ。
「時分の花と まことの花。」
by 世阿弥
幼年期・少年期・青年期・老年期・・・
それぞれの時代にそれぞれの花を咲かせてゆくことで、
最後には<まことの花>になってゆく。
◎一日1つずつ ピンを動かしていくと・・・
水星が一巡りする頃には、なんとなく動きが見えてくる
金星が一巡りする頃には、「こんなかんじ?」という感覚・感情みたいなものが見えてくる
地球が一巡りする頃にはレ、レコードを一枚聴いたような感覚になってくる
次の一巡りの時には、質が上がったような感じになってくる。
地球暦一周目の人と、二周目の人では、見える景色が代わってくる。
火星の一巡り(2年)くらいはチャレンジしてみよう。そうすれば暦が体に身に付いてくる。
毎日動かすのが難しい人は、ひと月に一回でもいいし、
夏至とかそういうポイントにピンを留めておいてもいい。
一年動かさないという人は、自分の誕生日で止めておいてもいい。
太陽、月、地球の動きだけでも頭にとめておけばいい。
そうやって地球暦とともにグルーヴしてゆくようになると、
目の前に地球暦を置いてそれを眺めているような状態から変化して、
地球暦が頭の後ろあたりにあって、自分の頭が太陽の位置(太陽系の中心)から世界を感じている感覚になってくる。
ここまでくると、もう何月何日かなんてどうでもいい状態。
「今ここ」ということが限りなくわかってくる。
いまこの瞬間は いましかないと。
そして、
自分はもっと大きなものに動かされているんだということを理解できると、
あなた自身が輝いてくる。
◎地球暦を「どう」使うか?=「度」を使う。
人と約束する時って、はじめに日付を決める。
「今度」っていつ? って言ったら
「今度って<何
度>ですか?」 っていうことが言えるわけです。
そうやって、当たりを付けていく。
「この辺りで
どうでしょうか?」 ⇒<メ
ド>が経つ。
どこからどこまで、どれくらいの度合いなのか?
という間合いが見えてくる。
「間合い」が見えているということは
「間に合うか間に合わないか」がハッキリ見えるということ。
間が読めると「まとも」、
間が読めなければ「まぬけ」という。
カレンダーで予定をとらえていても、
その「間合い」が見えていないと感覚がスキップしてしまうことがある。
予定までの角度が見えていると、
そこに近づくにつれて緊張感や意識の<密
度>も高くなる。
<丁
度>そのときに間に合わせるため準備をすることを
「支
度する」という。
ことが叶った時に<目出
度い>といったりする。
◎日本語は4次元的な言語。
人と人との出逢いをご
縁と言ったり、
最近
丸くなったよねと言ったり、
日本人は
和を持って尊しとするという文化の中で
円形でモノをとらえるフォーマットがベースにある民族。
どこで?
どうやって?
どのくらい?
まにあう?
まにあわせてよ・・・
日々こうした
<4次元的な感性を持った言葉>を使っている。
これは、日本人だけが持っている非常に高度なやりとり。
◎俯瞰する視点をもつ ということ
世界が二極化してゆく中で、
「相容れないものを1つにする」ということがテーマとしてある。
相容れないものに遭遇した時は上から俯瞰してみて
2つを1つにするにはどうしたらいいかということを考える時に
地球暦はその存在が役に立つんじゃないかなと思う。
例えば、学校現場でも「国際社会に打ち勝つ人格を形成しよう」という教育に対して
「自国の伝統を重んじよう」という教育は必ず矛盾が生じてくる。
そうしたことを相対性を持って対応するために
「俯瞰する」という視点を持つ地球暦には存在価値があるんじゃないかと思う。